「もっと広いベッドが欲しい」「最新のリチウムイオンバッテリーは必須」「大容量のタンクがあれば安心」……。キャンピングカー選びを始めると、次から次へと魅力的な装備が目に飛び込んできます。しかし、情報を集めれば集めるほど、どれが自分にとっての正解なのか分からなくなってしまう。そんな「情報の洪水」で立ち往生していませんか?
私はこれまで、2019年に中古のライトキャブコン「マッシュ」を手にしたことから始まり、その後は理想を追い求めてマイクロバス(コースター)を丸ごと一台自分で改造する「自作バスコン」に心血を注いできました。通算1,000日以上の車中泊旅を続け、1年の3分の1を北海道で過ごす「生活としての旅」を実践する中で辿り着いた結論は、至極シンプルなものでした。
それは、「キャンピングカー選びとは、情報を足すことではなく、削ぎ落とすことである」という真実です。
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Toggleキャンピングカー選びで迷う最大の原因は、「まだ見ぬ旅の不安」を装備の数で解決しようとすることにあります。
かつての私もそうでした。自作バスコンを製作していた頃は、「あれもあったほうがいい」「これがないと困るかも」と、あらゆる装備を詰め込もうとしました。しかし、実際に旅を続けて分かったのは、使わない装備はただの「重荷」でしかないということです。
情報を削ぎ落とし、自分の旅スタイル(A〜D)における「最優先事項」だけに絞り込むこと。これが迷いを断ち切る最初のステップです。
私は何百時間もかけて自作バスコンを組み上げましたが、その過程で、ビルダー(メーカー)が作る車両の構造や、プロならではの「引き算の美学」の凄みを身に染みて理解しました。
例えば、水の運用。最近のトレンドは「車体固定の大容量タンク」ですが、長期旅(Dタイプ)をメインとする私は、あえて20Lから「10L」へとサイズダウンした持ち運び可能なポリタンクを選びました。その理由は、以下の「実戦的な視点」に基づいた引き算です。
情報を集めて「あれもこれも」と欲張る前に、「自分の旅で、その装備を毎回使うか?」を自分に問いかけてみてください。
展示場や商談で、情報の多さに頭が痛くなったら、以下の視点で情報を「引き算」してください。
▢ カタログの最大スペック(AhやL数)ではなく、自分の旅の期間(1泊?1ヶ月?)で足りる最小限はどれか?
▢ 「人気装備ランキング」にあるものは、自分の旅(例:冬の北海道か、春秋の九州か)で本当に機能するか?
▢ 豪華な内装に目を奪われる前に、毎日の「ベッド展開」や「荷物の出し入れ」が1アクションで終わるか?
販売店の方は、その車の「削ぎ落とした部分」も熟知しています。角を立てずに、納得の1台を見極める聞き方を試してみてください。
キャンピングカー選びは、最高の車を探すことではありません。「自分にとって不要な情報を捨て、最後に残った『理想の旅のカタチ』に1台を合わせる作業」です。
情報を足し続けて疲れてしまった方は、一度深呼吸をして、原点に立ち返ってみませんか。
この記事で考え方は整理できても、実際の候補車や装備に当てはめると、迷う場面は出てくると思います。特に、電気・水まわり・車体サイズ・装備のバランスは、カタログの数字だけでは判断しにくい部分です。
「この車は自分の旅に合うのか」「この装備は本当に必要なのか」と迷う場合は、なかじのキャンピングカー相談室で一緒に整理できます。
自分で確認しながら進めたい方には、内覧前のチェックや販売店への質問をまとめたタイプ別の有料パックも用意しています。
実際の候補車や装備に当てはめると、記事だけでは判断しきれないことがあります。
「この車は自分の旅に合うのか」「この装備は本当に必要か」を一緒に整理したい方は、なかじのキャンピングカー相談室をご利用ください。
内覧前の確認や、販売店に聞くことを自分で整理したい方は、タイプ別の有料パックを活用してください。
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