「広い荷室があれば、あれもこれも詰め込めて安心。そう思って収納の『広さ』を基準に車を選ぼうとしていませんか?」
大きなトランクや深い棚を見れば、夢が広がるのは当然です。きれいに整えられた車内を前にすれば、誰だって「備えあれば憂いなし」と考えたくなるもの。
ただ、ここで一度、実際の「旅の動線」に立ち戻って想像してみてほしいのです。
いざ旅に出て、目的地に着くたびに奥の荷物を取り出すために、手前のバッグをすべて外へ出す。 毎日移動を繰り返すツーリング派にとって、この「荷物のパズル」は、次第に旅のフットワークを重くしていきます。 それはもはや収納ではなく、「開かずの間」を作っているのと変わらないかもしれません。
私はライトキャブコンの「マッシュ」から始まり、今は自作バスコンで通算1,000日以上の旅を続けてきました。 実は今の車を製作する際、頭を悩ませたことの一つに「収納の数」ではなく「アクセスの速さ」がありました。 荷物を動かさないと目的のものに辿り着けない不自由さ。 これは理屈ではなく、私が実戦の現場で何度も苦労してきた事実です。
各地を軽快に巡るBタイプ(ツーリング派)にとって、「L(リットル)」(収納容量)の数字は一つの安心材料になりますが、価値があるのはその数字だけではありません。 「1アクションで必要なものに手が届く潔さ」。 収納のストレスを引き算して、納得して走り出すための自分軸をお話しします。
目次
Toggleカタログを眺めていても、実は「収納容量(L)」という数字はどこにも記載されていません。だからこそ、自分の目で「深さ」の正体を見極める必要があります。
収納選びで大切なのは「入るかどうか」も大切ですが、それ以上に「どこに何があるか迷わないこと」です。
販売店さんはプロの知恵を持った味方です。 「旅の質を上げたいから、先輩としてのアドバイスをもらう」という気持ちで、以下の項目を一緒に確認してみてください。
▢ アクセスの実演: よく使うバッグや調理器具を置いたと仮定し、他のものをできるだけ動かさずに取り出せるかを確認したか?
▢ 扉のホールド力: 走行中の振動で扉が開かないよう、ロック機構がしっかりしているか。ガタつきがないかをその手で確認したか?
▢ メイン収納の確保: 自分の目線で中身を一目で見渡せる位置に、メインの収納を確保できるかを確認したか?
キャンピングカー選びは、最高のスペックを揃えるゲームではありません。 「自分にとって何が手間で、何を優先すれば旅が楽しくなるか」を知る作業です。
Bタイプの場合、収納がいかに楽に使えるか。 この引き算こそが、あなたを本当の意味で自由にしてくれます。
この記事で考え方は整理できても、実際の候補車や装備に当てはめると、迷う場面は出てくると思います。特に、電気・水まわり・車体サイズ・装備のバランスは、カタログの数字だけでは判断しにくい部分です。
「この車は自分の旅に合うのか」「この装備は本当に必要なのか」と迷う場合は、なかじのキャンピングカー相談室で一緒に整理できます。
自分で確認しながら進めたい方には、内覧前のチェックや販売店への質問をまとめたタイプ別の有料パックも用意しています。
実際の候補車や装備に当てはめると、記事だけでは判断しきれないことがあります。
「この車は自分の旅に合うのか」「この装備は本当に必要か」を一緒に整理したい方は、なかじのキャンピングカー相談室をご利用ください。
内覧前の確認や、販売店に聞くことを自分で整理したい方は、タイプ別の有料パックを活用してください。
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